この時期、お田植を終え、稲が整然と並んだ田圃の姿は美しい。
初夏、キラキラ光る水田は生命力に満ちている。
車窓から眺めるだけで、パワーをお裾分けしていただけるような気がする。
「お田植がおわったから。次は草取りしなきゃじゃんね~。」
雑草が生えた田圃では、肥料が雑草に取られ、稲が育たない。
また、雑草駆除をして土を搔きまわさないと、土の中の有機物が発酵して
メタンガスや硫化水素などの有毒ガスを発生させることがある。
そのため、炎天下、太陽がサンサンと照り付ける中で土の照り返しを受け、
そして、生長するにつれ、チクチクと肌を刺すようになる稲と闘い、
汗を流しながらの除草作業が始まるのだ。
農家さんの嘆きともとれるこの言葉。
綺麗な田圃の景色に見とれていた自分に、少々罪悪感を覚える。
田圃の美しさに心奪われるのは、田圃をしていない人。
農家さんたちは、お田植後から間もなく始まる田圃の除草作業に体力を奪われる。
農家さんには、揃えたい農業機械が山ほどあるのだ。
乗用型の水田用除草機も販売されているが、そこまで設備資金に回すことは厳しい…
と皆さん、口を揃えて話す。
農家さんと草。
なんとか楽にしてあげることはできないかなぁと日々おもう。
2022年6月26日 コラム
状態の良いスピードスプレーヤー(果樹農園を消毒するカブト虫のような形を
した車)を仕入れ、整備・修理を終えたところで、スモモ農家さんが
来店してくれた。
昨夏の法改正で、輸入が解禁となった米国スモモに負けぬよう
高級品種“貴陽”へ植え替えを行ったのだという🌳🌳🌳。
事前の情報提供なく法改正し、米国スモモ輸入を解禁した国に
憤りは残るものの、後付けとはいえ、果樹農家さんへの支援策として、
国がいくつか打ち出した補助事業を、今後の生き残りの策の一つと捉え、
スピードスプレーヤー購入に踏み切ったのだそうだ。
風の流れで湿気を飛ばす「八ケ岳おろし」と
西日を遮り夜温の上昇を抑る「南アルプス」が
果樹栽培に適した環境を整えてくれ、果樹王国となった山梨県🍓🍒🍑🍇🥝。
ことにスモモの生産量は国内トップを誇る🏆🏆🏆。
これまでと同じことをしていては、勝ち抜けないのが商売。
お客さまに選んでいただけることを想像して…創造して…すすむしかない。
当社のピードスプレーヤーが、大きな実りをもたらすよう祈って納車した。
さぁ!我々もガンバルゾー‼
2022年5月30日 コラム
天気の良い日が続き、さくらんぼ🍒の出来が上々だそうだ。
4月上旬からおこなわれた受粉作業。
畑に放ったミツバチに手助けを借りながら、毛ばたきを使って
一つ一つ行う受粉作業は、気が遠くなるような時間を要する。
Withコロナとなって以来、さくらんぼ狩りでの収益は激減したそうだ。
さくらんぼ農家さんも、知恵を絞って新たな販路開拓を模索してきた。
とにもかくにも、おいしいさくらんぼが実れば、収益につながる。
農家さんの苦労が実ることを祈るしかない。
やまなし県のさくらんぼ🍒。
全国の方々に召し上がっていただきたい。
2022年5月5日 コラム
「あけぼの大豆が国のGI登録とおったんですよ~。」
身延町のお客様が嬉しそうに教えてくれた。
恥ずかしながら、GI登録について知らなかったため尋ねてみた。
なにやら、農林水産省が各地の農林水産物・食品ブランドを守るためつっくった制度らしい。
GI登録されると、専用マークを付けて販売できる。
これが、あけぼの大豆のブランド力を高め、また、模倣品をつくらせないことにつながるという。
たしかに、あけぼの大豆は旨い。
ビールを片手に、コックリ濃厚なあけぼの大豆の枝豆を口に入れると、
「あぁ、また今年も食べられた…」と、その旨さに満足と感謝で満たされる。
山に囲まれた土地柄が影響するのか。
山梨県民は人への情が深い(日本国内で数少ない“無尽”の風習が今もなお根付いている)、
半面、あたらしい人・あらたな物事に馴染むのに時間を要すと評価されることがある。
このような県民性をもって、今回のあけぼの大豆の一件。
本当にうれしい。
旨いあけぼの大豆を、世に広めるため努力した身延町の方々に感謝!
旨いあけぼの大豆を、多くのひとが求める日がくることが待ち遠しい!
2022年4月2日 コラム
「結局、貸してもらえたのは水はけの悪い土地でした😢🚜💦」
新規に自営就農者を志し、研修等々をクリアし、いざ!就農の道へ出陣‼
の段階で、困難に直面した青年の言葉だ。
農地保有者さんが、農地を貸してくれないのだそうだ。
去る2月27日の新聞に、こんな記事が掲載されていた。
『農地バンク予算 2割未使用 借り手不足 集約停滞』
借りたい新規就農者さんはいる。
しかし、新聞記事に載る文字は“借り手不足”。
実態とは異なる結論が、データとして残されている気がしてならない。
農地を保有する人。
農地を借りたい人。
その双方が集まる当社のような店舗を、情報共有の場のひとつとして
活用すればいいのになぁ…と思う。
まずは、当社独自の橋渡しを始めるとするか🌈
2022年3月6日 コラム
新たに迎えた2022年🎍
正月休みを堪能し🍶🎍
5日より仕事を始め🚜
あっという間に小正月も過ぎました…。
邪気を祓うとされる小豆をお汁粉にして頂いたところで
仕事モードのエンジン全開☆☆☆
今年も「頑張るぞ~💪」と意欲満々です。
十干十二支は『壬虎』🐯
“新たに起きる”や“成長する”などの意味があるそうです。
ユタカ農機も、スタッフ共々飛躍の虎年にする所存です!(^^)!
本年もよろしくお願いいたしますm(__)m
2022年1月16日 ご挨拶
師走を迎えたと思ったら、今年もあと数日を残すのみ。
たくさんのお客様にご来店いただいた丑年🐄に感謝し、
来年の寅年🐅を迎える準備を行っています。
さて、ユタカ農機は以下の通りお正月休暇をいただきます。
『令和3年12月30日~令和4年1月4日』
新年は5日より、スタッフ一同さらなるパワーアップを目指し
お客様をお迎えさせていただきます(^O^)/
2021年12月29日 ご挨拶
愛車の軽トラで、朝の通勤途中の信号待ち🚥わたしと同じ軽トラに、ハーベスタを積み込もうとしている男性の姿を、左の視界にとらえた👀…。瞬間、ハーベスタの奏でる動作音で「倒れる‼」ことが予測できた。ギアの操作ミスだ💦💦慌てて軽トラのハンドルを左に切って駆けつけ、横転しそうになっているハーベスタを支えながら、ギアを入れ替えた。間一髪、男性がハーベスタの下敷きになる事態を免れることができ安堵した(>_<)💦毎年のように、農作業車の誤操作による事故を耳にする。ほとんどの原因は、ほんの少しの油断と馴れ。便利な農作業車も、使い方を間違えれば凶器になる。私自身も、安全第一の取り扱いを再認識することのできた、朝の出来事であった。
2021年11月10日 コラム
『無農薬ホップ栽培家』を目指し、北杜市の農業大学校で学ぶ青年が来店してくれた。
「ほんとに旨いビールを飲むと、癒されるって知ってもらいたいんです!」
と、話す眼差しがカッコよかった。
昨年、クラフトビールメーカー“ファーイーストブルーイング社”が、本社を都内から我が県北杜市に移転した。
移転後は「山梨応援プロジェクト」と称し〇山梨市の桃〇小菅村の梅〇北杜市のトマト〇韮崎市のブドウ等々
県内で採れた農作物をビールにし、地域産業を応援してくれている。
プロジェクト協賛の農家さんの中には、当社の農機具をご利用いただいている方もおり、
皆、口々に「宣伝にもなるし、このコロナ禍にありがたいよ~」と話す。
この夏も、仕事終わりのビールに大いに癒された🍺
しかしながら、ビールの旬はこれからとのこと。
(真夏に収穫されるホップが、フレッシュビールになるのは9月~11月☆☆☆)
もうしばらく、仕事終わりのビールに癒されることにしよう🍺🍺
2021年9月27日 コラム
クボタが、今年4月より試験的に始めた農機シェアリングサービス。
我が県においては、少しずつ増えつつある新規就農者🌾🍑🌽
志高く就農を目指したものの、土地確保や農機購入などなど…
初期投資の負担が大きくのしかかり、これが不安となって
「就農の1歩を踏み出せない」と嘆くお客様の声を聞いたことがある。
当社も農機シェアリングの検討をしたことがあるが“管理”の面で
クリアができず、現在は、購入いただいた農機の“1年間保証”
をつけることで、お客さま方の安心をいただけている。
ともあれ、クボタのような大企業が、大きな売上高を獲得しづらい
『シェアリング』に枠を設けたことが喜ばしい🚜
一企業の利益追求だけでは、前にはすすめないご時世である。
敬愛する信玄公が申したように
人は城
人は石垣
人は堀
情けは味方
仇は敵なり
の心ですすんでいきたい。
2021年8月23日 コラム
ユタカ農機は
8月13・14・15日の3日間
お盆休みをさせていただきます。
8月16日(月)より通常営業となります。
よろしくお願いいたします。
2021年8月12日 お知らせ
日本のみならず、世界中の人々の様々な想いを抱え…。
「多様性と調和」を理念にしたTOKYO2020が開催されている。
選手の方々をTV画面でみると、開催までの努力が伺われ、
思わずTVの前で正座し応援する自分がいる。
TOKYO2020食料調達基準には県認証GAP(農業生産工程管理)
が位置付けられている。
P:ルールに沿って(Plan計画)
D:農作業を行い(DO実践)
C:適切に実践されたか点検し(Chek点検)
A:問題点を改善する(Action改善)
の4段階のPDCAサイクルを基に、生産された農作物
であることをクリアしていることが必要とのこと。
「多様性と調和」達成のため、GAPをクリアした我が県の農作物が
トラックに運ばれ選手のもとに届いていることだろう🚛🚚🚛
安全・安心な美味しい農作物のパワーが🍑☆🌽☆🍇☆🍅
選手のパフォーマンスUPにつながることを願う。
嬉しい知らせも耳にした。
ここ5年連続で新規就農者が300人を超えたとのこと。
さらに、昨年の新規就農者の内の6割が40歳未満の若者だったとのこと。
TOKYO2020以降も、先細りすることのない山梨GAP🚜となりそうだ。
2021年8月3日 コラム
毎日、毎日暑い日が続きますね🍉
さて、ユタカ農機は本日より3連休のお休みをいただいております。
7月23日(金)~25日(日)の3日間です。
スタッフ一同英気を蓄え、7月26日(月)より平常営業いたします。
よろしくおねがいいたします🚜(‘◇’)ゞ
2021年7月23日 お知らせ
土地柄、果樹農家の方々が当社に農機具を買い求めにきてくだる🚜
果樹農家さんたちは1年間の内、わずか3ヶ月程の間に
年収を稼がなければならない。
それ以外の約9か月間は、只々、黙々と土と木と向き合う作業。
『金儲けと死に病に易い事なし』ということわざがあるように、
どんな仕事も、対価として金銭を得ることは生やさしいことではない。
先日も当社を訪れた桃農家さんが
「忙しいときは3時間くらいしか眠れんもんね。」
と笑顔で話す言葉の裏に、改めて大変なご苦労があることを知った。
そして、お土産にで持ってきてくれた収穫ほやほやの美味しい桃を
噛みしめて味わった。
また、いざ収穫の時期に長雨やひょう、台風など自然現象に左右される
心配も要されるのは、他の仕事にはない農家さん特有のもの。
先月の山梨日日新聞記事に『農家は鬱のリスクが高い』
とあったのも納得できる。
『がんばれ!』という言葉は鬱にご法度だと何かの本で読んだ。
けれども、生きている限り頑張らなければいけないような気がしてならない。
『がんばろう!』だったら大変さや苦労を共有できるだろうか…。
きょうは、ある果樹農家さんにご購入いただいたユンボ納品の日。
果樹農家さんの仕事を少しでも楽にしてくれることを祈り、
丁寧に整備をすすめてきた。
いつも以上に、大切にトラックに積んだ☆☆☆🚚
2021年7月4日 コラム
先日は、生まれた時から可愛がっている姪っ子の結婚式でした💒👰
乾杯のあいさつ🥂をしたのですが…ダメですね(-_-;)
幼い頃の姪っ子の姿と、苦労して育てた姪っ子の両親の想いとが
交互にでてきて、感極まり💦
『カッコイイ乾杯のあいさつ』とは程遠いものとなってしまいました💦💦
なので、この場を借りてもう一言。
「あなたのお父さん、お母さん、そして伯父さんも、あなたの笑顔に
励まされることがたくさんたくさんありました。これからも、
旦那さんと一緒にずっとニコニコ笑顔でいてください(#^.^#)」
2021年6月23日 コラム
トラクター、コンバイン、田植機、籾摺機、グレーダー、選別計量機、穀物乾燥機、グレンコンテナ、レザーコンテナ、ソフトコンテナ、小型管理機、ドライブハロー、ウィングハロー、ジャイロ、へーメーカー、畔塗機、プラウ、プラソイラー、ロータリー作業機、運搬車、乗用草刈機、ディーゼル耕耘機、フォークリフト、ミニユンボ…etc.
茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、神奈川県、千葉県、東京都、山梨県、長野県、新潟県、富山県、石川県、岐阜県、静岡県、愛知県、三重県、滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、鳥取県、広島県